この間TVを見ていたら、ラップバトルをやっている人が出ていました。
ラップバトル、、、正直私が面白さを理解できないものの一つです。
即興で歌詞を組み立てる頭の回転の速さはすごいなと思います。リズムに乗せなくちゃいけないし、相手の言葉に対して返答をしなくてはいけないから、言葉選びも大変そうですし。
が、なぜ「ディス」が基本なのかがわからないと言いますか、あれを取り除けばもっと素晴らしいものになりそうなのに、と思ってやみません。
TVとかでラップバトルをいくつか見ましたが、どれも他人をディスる事が基本でした。
「田舎者」「半端者」「ダセェんだよ」といった言葉を投げつけるのが普通であり主流のようでした。
もしかしたら他の流派?もあるのかもしれませんが、普通にディスがあって当たり前なのがラップバトルという印象しか持てませんでした。
この「ディス」がラップバトルときってはなせないのか、というと決してそんな事は無いだろうと思うのですよね。
あれだけ頭の回転が速いのですから、何かのテーマを決めての問答でやっても何の問題もないし、むしろ一般受けする可能性すらあると思うのですよね。
いまどれだけ日本でラップバトルを肯定的に見ている人がいるかはしれませんが、それよりももっと広める事ができるはずなのに「ラップバトルにはディスは切っても切り離せない必要不可欠なもの」と思考停止している人が多いせいで広がりに歯止めがかかっているのでは、という気がします。
元々の発祥がどうだとかを語って世界を狭くするのもダサいと思うのですが。
そんなに発祥を後生大事にするのは、「インターネットは軍事技術が元だからダメ」とか言い出す輩と差分がないでしょう。
ラップバトルをする人たちが「悪口を言い合うのが大好きだから」というのならばともかく、そうではないものを競いあっているのでしょう? ディスを言い合うのは手段なのでしょう?
であれば、「よくない手段だからやめよう」というのは当然ある意見だと思うのですが。
、、、というところが全く納得できないので、ラップバトルはよくわからず、趣味じゃないなぁとしか言えないのです。
というか「もしディスが必要不可欠と思ってるなら勿体無いなぁ」が近いですかね。。。