名探偵コナンの映画が公開されたので、観に行ってきましたのでそれについて。
一言で言うと、これまで観たコナン映画の中でトップと言っても良い出来だと思いました。
緋色の弾丸の概要
本作は本来去年公開だったものですが、コロナの影響で公開が一年伸びたものです。
コロナが落ち着くまでとかではなく丸一年先延ばしとした理由はわかりませんが、少なくとも東京オリンピックをモチーフとしたものである事だけは確かなので、それに関連付けたかったのかなという気はしますね。
モチーフついでに言うと、同じく2020年にできた高輪ゲートウェイをモチーフにしたっぽい駅もでてきます。あと新リニアもですか。そう考えると色々てんこ盛りですね。
物語ですが、オリンピックのスポンサー企業が攫われるという事件がまず発生し、そこから過去にも類似事件が起きた事がわかっていきます。
そして新リニアができその初運転と合わせてWSG(要するにオリンピックモチーフ)の開会式が開催されるという正にその時、真の事件が巻き起こっていく、という内容です。
更に言えば重要な登場人物として「赤井秀一」が中心となり、とその家族、仕事仲間が事件の解決に尽力しています。
赤井秀一って、、、誰。
えーと内容を細かく言う前に書いておかなければならないのですが、私は初期のコナンまではまだわかるのですが、少し前の映画のキーキャラクターだった安室透や今回の 赤井秀一といったキャラクターは、はっきり言って全然わかりません。
というのも漫画もアニメも追いかけておらず、コナンは毎年の映画でしか見ていないからです。
細かく調べはしませんが、私がまともに追えているのは灰原哀がメインキャラに加わる段階という、かなーり前の段階にまで遡ります。
まあ映画だけではなくたまーにネットで流れてきた情報もなくはないので、断片的な理解はしています。
安室透が色々な顔をもつキャラクターだ、とか、赤井秀一もFBIだったり命を狙われていたり。
しかしキャラクター同士の関係性みたいな細かいところになると全く追えていません。強いて言えば安室と赤井が何やら因縁があるようだな、くらいはわかりますが、何の因縁なのかとかどのくらいのレベルなのかとかは全く。
なので今回の登場人物紹介で、たまーに見かけていた世良とかいう女子高生探偵が赤井秀一関連のキャラクターなのだということをはじめてしりましたし、他にも家族が沢山でていたのも初めて知りました。
それくらい理解の薄い私なのですが、今回は各キャラクターの見せ場も存分にあって、素晴らしかったのではないかと思いました。
推理系アクション映画の迫力
もう一つだけ書くと、私はコナンの映画は推理系アクション映画だと思っています。
つまりストーリーの軸は推理物なのでしょうが、何を楽しみに行くかというとドキドキハラハラなアクションな訳です。
あとはコナンや灰原が大人顔負け(というか大人以上)の活躍を魅せるシーンなんかも好きだったりします。
で、今回の映画については、これらの要素が「これでもか!」と詰め込まれていました。
更に言えばキーキャラクターとされる赤井秀一ファミリーのそれぞれにも見せ場があり、それが申し分ない迫力とともに表現されているため、各キャラクターのファンにも良かったのではないか、と思いました。
ストーリーについても、細かい内容は書きませんが、偶にコナンである「え、そんな理由で人を殺したの?」ではなく、それなりに納得できる内容であり、犯人キャラクターの慟哭にもそれなりの理由と迫力がありました。
アクションについても、特にクライマックスで起こるリニアでの事故事件の解決劇は、実に迫力があり素晴らしいと思いました。
ああ、これを見せてくれるからコナン映画を観るのをやめられないのだよな、とか思っています。
そして過去作でもそういったアクションの面白さとかを判断基準としていたのですが、例えば天国へのカウントダウンとかが好きだったのですが、今回の作品はそれを超えて私の中でトップに至りました。
いや、しばらくはこの余韻に浸れる、、、というかもう一度見にいくのも選択肢かもしれないな、とか思ってしまいました。
コナンへの細かいツッコミは野暮でしょう
まあ勿論、ツッコミ所は色々あります。
動機がちゃんとしてるとは書きましたがそれでも「ここまではやらんやろ」とか思ったり、「小学生のいうことにここまで耳を傾けるか?」とか、「最後の大アクション、本当にあれで問題解決になるの? どんな強度やねん!」とか、他にも色々突っ込むところはあります。
が、そんなのは「野暮」の一言で片付けられる物だと思っています。
なのでこれからも、推理をストーリーの軸としたアクション映画としての名探偵コナンは、これからも見ていきたいと思っています。