Kの所感

管理人ケンヤの色々なことに関する所感を綴っていくブログです

「魔法はイメージ」だったらすぐに世界は終わりそうですよね

なろう小説とか読んでいて、たまに出てくるセリフで個人的にどうしても違和感を拭いされないものがあります。

それが「魔法はイメージだ」という言葉です。

 

大抵は主人公がその言葉を得て、現代日本で知り得た情報をもとに色々と実現していくという展開になるのですが、こういうのを見るたびに思うことがあります。

「もしそうなら、狂人が最強じゃね?」と。

 

別に狂人であっても、その狂気のままに鍛えに鍛え、それで得た力を行使するというのならばまだわかるのです。

しかし作中で主人公が他ではなし得なかった魔法をあっさり実現するくらいに「魔法はイメージ」が万能だったりすると、「この世は1999年に終わる」とか「大震災は政府の陰謀」みたいな荒唐無稽な話を心底信じている人間がいれば、それだけで世界が崩壊してしまうことになります。

それってあまりに短絡じゃないかな、と。

 

主人公に無双させる方法として「魔法はイメージ」としてしまうのは楽なのだろうなとは思いつつ、主人公そして主人公の周りにしかその恩恵が無いというのは、主人公補正なための理屈なのだろうなと思ってしまい、微妙に不公正不公平を感じてしまうのでした。