一人暮らしをするにあたって購入したものの一つに、ホットクックがありました。
これは家事のハードルを上げすぎないよう、簡単調理器具が欲しかったからで、実際これに色々突っ込んでボタンを押しておけばできるというのはありがたいです。
さてそんなホットクックですが、僕は低温調理でも使ってたりします。
イメージ的に低温調理の器具といえばAnovaという鍋に突っ込むものが出てきますが、ホットクックでも一定の温度に指定した時間保つということができますので、十分と思っています。
まあ、実際の温度に至るまでの時間が云々とかはあるのでしょうが、素人料理なのでそこまで気にしません。
重要なのは「高い温度に行きすぎない」ことだと思っているので。
適当なサイズに切った鶏肉をジップロックに入れて調味駅を注ぎ、空気を抜きながらしっかり封をしたそいつをホットクックに突っ込んで「発酵・低温調理する」というメニューで温度と時間指定をするわけですね。
そうしてうまいこといくと、焼いた香ばしさはないものの、他では食べたことのない柔らかさと味の鶏肉を味わうことができるようになります。
、、まあ温度と指定時間については修行要なのですが、、
まあそれはさておいて、個人的に一番「怖いな」と思っているのは「火が通っているって何?」という問題ですね。
焼肉とかだと赤い部分がなくなって全面に焼き色がついたら、ということになりますが、それだと「赤色がある=生」みたいなイメージなってしまいます。
しかしローストビーフだと外側はともかく、内側つまり薄く切った断面のほぼ全ては赤ないしはピンク色なわけです。
これで火が通っているというのだから、色で判断はできないということになります。
で、これにはもう法律的には正解があって、「肉の芯の温度が何度以上で何分以上」と決められているのだとか。
つまり肉を食べてはいけないというのは、体によくない細菌があったりするわけですが、それの殺菌にはそれくらいの温度が必要だ、ということがわかっているということなのでしょう。
じゃあそれをどう実現するのかですが、一つは「プロの経験と熟練の技」でありもう一つが「温度系に頼る」となります。
ですが前者は論外としても、後者も素人とにはやや難しいです。
「料理が趣味です!」という方は嬉々としてやるのでしょうが、僕のような「手軽に美味しいものを食べたい」という人間にとっては、逐一温度を気にしながらコンロの前に立ち続けるというのもまたハードルが高いわけです。
そこで選んだのがホットクックであり、「火を通しすぎると硬くなるのは一定の温度以上に熱を入れた時だから、そこの最高温度が上がらないことにだけ気をつけよう」という割り切りですね。
もしかしたら時間を間違って必要以上に熱が入りすぎて低温調理の本当の美味しさを味わっていないのかもしれませんが、体を壊すことを避ける、手軽に楽しむ、などなどをどれも成立させようとすると、上述したような結論になったわけで。
ギリギリを攻めるように低温調理でどこまでの美味しさが出せるのかを追求するのはプロにお任せして、一般人のこちらとしては健康優先でやらせていただく、のにホットクックは便利ダナというお話でした。